知る歓び、学ぶ愉しみをずっと。

東京に住んでいた時代から、大学の社会人向け講座には時々顔を出して
いた。現役の学生に交じりながら、キャンパス内で自由な空気に触れながら
わが学生時代を思い出しながら、授業を聴き、普段と違う世界に触れ、
新しい知見に触れ、わが世界を少し広げる。
知るということ、考えるということは、やはりとても大切なことなのだと
思い、また講師の方々の話し方、教え方も学んだ。
こうやって話すと伝わる、伝わらない・・・・。そこも大変重要な学び。


とにかく普段接しているビジネスの世界と違う世界に身を置く時間は、
短くてもとても重要。
今は、オンラインで東京でも京都でもどこの学校の授業も受講できる。
コロナのおかげで、この点は大変ありがたい。

そんなこんなで、ずっと気になっていた母校の土曜講座。
とにかく毎週土曜に開催されている社会人向けの講座。
私が現役のころから、地域に開かれた名物講座である。
が、その頃は行ったこともなく、社会人になってからは忙しいと
いう理由で遠ざかり、東京に行ってからは遠いからと・・・
とにかくご縁ないままここまできたが、
昨日初めて、土曜講座をオンラインで受講した。

本当は衣笠キャンパスまで行って受講できたらもっと雰囲気も
含め、学びの空気に身を置くことができたが、いやいやオンライン
でも存分に講座を満喫できた。
テーマは「AIの国際的なルールづくりに向けて」とまさに今知って
おきたいテーマ。これから、ますます学習能力を高めるAIと
人間はどのようにつきあっていくのか。
あくまでも使うのは人間。AIが提供する情報に対して、これはおかしい?
と思える、それがわかる人間でいなければならない。ということ、
そして、AIを活かすために、またリスクから身を守るためにも教育が
必要だということ。また国際的なルールとは国が単独で決められること
ではない、国際間でのコミュニケーション、また民間、教育各分野との
連携、協力が不可欠・・・などなど・・・。
足元をみる、ちょっと先を見るためにも、これらの考え方は大変重要。
ちょっとかみ砕きすぎな感想になってしまったが、若き学者(教授)が
思いをもって言葉を発し、学びを共有される姿にも感銘。

やっぱり、学びは生きる上で不可欠な活動。学びたいことを学べばいい。
知の探究心がある限り、人間は成長できるのではないかと思った次第。
それにしても、この長年続く、土曜講座は素晴らしい取り組みだ。

オンラインで聞こえた質疑応答。自分よりかなり高齢の方のお声と
お見受けしたが、なかなかの本質的な問いかけをされ、この方はきっと
常連さんだと思った。
大学のファンづくり。こういった取り組みも大いに関係がある。
今後も、これに限らず、積極的にもっと受講したい。
いろんな学びの選択肢がある現在の環境に感謝して・・・。

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