関口宏さんのサンデーモーニング。思えば自分が社会人になって間もない
ころから始まった番組のようだ。
若き日には、正直あまり興味がなかった。なんだか真面目な硬い印象が
あり、視聴する機会は少なかった。
ところが、50代になってからであろうか、この番組はこの世の中に
必要な存在と思えるようになり、とくにこの数年は録画してでも
出演するコメンテーターの話を聞きたくなった。
世の中をちゃんと考えている、日本はどうあるべきかについて、どこに
忖度することなく、正直にまっすぐにみつめている。
その姿勢に共感を覚えた。またメディアの役割についても考えさせて
もらった。まあ、自分と価値観が近く、共感できるメッセージが多かった。
そして、関口さんの司会は、ずっといて当たり前のような存在であるが、
今回、卒業されると知り、改めて聴いてみると、その人しかできない司会
であると、感心するようになった。存在感なのかもしれないが。
なんといっても、同じ番組をこんな長い時間、担当されるのもすごい
し、担当させてくれた番組側もすごい。
いろいろ言われていても、私にはとにかく36年半も同じ番組をずっと
生放送で毎週続けてこられたことに感動し、敬意を表したい。
そして、
共感できるコメンテーターが出演されていることも、うれしく勉強に
なった。
関口さんは、80歳だという。
タモリさんも3月でメインの番組を卒業された。
すごい方たちが、現役から卒業・・・。
昭和生まれ、昭和育ちの自分としては、若き日から今日まで
第一線で活躍されてきた人生の先輩たちに、心から感謝の拍手を
送りたい。
そして、今日から新たなスタート。
新番組、新○○・・。なんでも新しければいいというものでもない
かもしれないが、気持ちを新しく入れ替えるために、衣装を変える
ことは、顔を変えること、名前を変えること・・は意味がある。
去る人、くる人。
先輩がいて、今があることを忘れずに・・・。
私自身も、初心にかえろう。
36年半の偉業に脱帽、そして新出発へ。
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