父の弟が二人。おじさんである。
二人とも、まったく個性が異なっているが、
それでも父の弟だということで、親しみを
もって子ども時代から接してきた。
とくに親の最期においては、お二人にいろんな
意味でお世話になってきた。
兄弟愛とはこういうものかと思うこともあった。
そして、父がいなくなった後、この二人のおじさんは
役割分担を決めているわけではないけれど、
実家のゴミ出し、庭の手入れ・・といった役割分担を
もって、それぞれ日課のようにやってくださって
いる。
そして、一人のおじさんは、私のライブの機材搬入搬出
の手伝いをずっとしてくれている。
機材が必要な会場には、いつも一緒に運搬してくれる。
そのお礼は、毎回、喫茶店でのモーニング。
本当に毎回申し訳ないので、「悪いですね~毎回毎回」
と話すと、
「いいよ。自分の義務と思っているから」
と言われてぐっときた。
私の演奏機材を運ぶのが義務。ある意味、父の代役を
してくれているわけだ。
今、この二人のおじさんの健康が気になっている。
80歳に近づいてきている。気が付けば父の寿命に近づいている。
いつまでも、実家のことや、私のことで力仕事をお願いする
のもよろしくないかもしれない。
今はこの二人のおじさんがいつまでも元気にいてくれること
が大きな願いだ。
ふたりのアンクル。その名は、あきちゃんとかっちゃん。
父の記憶を共有できる、かけがえのない存在である。
アンクルの存在。
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