日本は島国だ。環太平洋という括りで、隣国たちとの関係づくりをより良いものにしていかねばならない。自国に住む国民の平和・幸福を希求しつづけ、そのために隣国とより良い関係を結ぶ。緊張関係を強めることだけではない友好的な関係づくり、またどこかに書いてあったが、社交ではなく本当の意味での外交問題。これは大切な問題であることはよく理解できる。
日本は島国だ。それゆえの生き方があり、いい面、問題がある。島国でなければ、たとえば拉致という問題もなかったのかもしれない・・。
その立地ゆえのメリットとハンディ。それぞれある。
日本のメディアではさほど騒がれていないが、今、ヨーロッパは大変な状況にあるようだ。少し前まではギリシャ問題で揺れていたが、今やシリアからの難民問題。シリアから脱出を船で試みたある家族の子供?だろう、3歳の子供の亡骸がある海岸でみつかったことで、今、難民をどう受け入れるかがユーロの重大かつ深刻な問題になっている。大勢の難民がある日、自分の国に押し寄せ、パニック状態になったら?
自国を守るのを優先するばかりに難民を見すてれば人権的には大きな問題もあり・・。そんなことで、今ヨーロッパは揺れている。
難民たちは船で海を渡り、ヨーロッパ各地へ入国し、さらには受け入れをしてくれそうなドイツに向かっているという。
このことはあまり日本で知られていない。知っておくべきことだと思えてならない。
世界では常に同時にいろんなことが起きる。戦争の被害者として自国を追われる人生とは何であるのか?生きる安寧なる場所がない人の人生とはどうなのか?それに比すれば、日本は?島国であり、そこから遠い場所にあるために知らないで済むことか?
もし、中国大陸からある日、多数の難民がやってきたらどうするんだろう?北朝鮮からでも・・。想像するだけで恐ろしいと思わざるを得ない。流入する難民が恐ろしいのではなく、そうなるという事態が恐ろしい。
日本という国はどうだろうか?日本という場所を追われ、いつかどこかに行かざるを得ない時代も来るのだろうか?ないとはいえない。
いやはや、日本が騒いでいる最近のテーマ。平和故の・・・贅沢な状況にある故の・・・世間知らず故の騒動ではないのかなとも思えてしまう。とにかく、あの難民の悲劇を知るにつれ、自分の暮らしはなんと平和であるのか。心から感謝しなければ、そしていつも世界で何が起きているのかを知り、その流れを理解しながら、分相応かつ適切な行動をとらなければと思う。
今、西で起きていることに目を向ける。
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