先日の岐阜でのコンサート当日のこと。
会場の入り口にひとりの男性が立っていた。
会場に私が入ろうとすると、
「今日のコンサートのゲストの人ですか?」
と言われたので、
「そうですけど?演奏はお昼からですよ」と答えた。
その人は、コンサートで配付する資料を手にもっていた。
どうやら、もう会場にも入られたのだ。ずいぶん早くに
来られたのだな・・。
すると、その方は
「サインください」
と言って、その資料とサインペンを差し出した。
「へ?サイン?」
断る理由もないので、その資料にMahsaと書いた。
すると
「日付も書いてください」
というので、書き添えた。
「へ?このサインどうするの?あとでコンサート来るんでしょ?」
とたずねたが、どうも要領を得ない感じで、その青年はそのまま去っていった。
サインは頼まれたとか、あとから友達が来るとか・・・そんなことを
言っていたが・・・。
さてコンサートにその青年の姿はなかった。
なぜその人は早い時間にそこに来て、待って、私にサインを求めて、
そして去ったのか・・・。
思い出しても不思議な出来事である。
こんなカタチでサインをください。と言われたのはもちろん初めてである。
一体、どなた?
不思議な遭遇・・現実のことだったのだろうか・・・と思えてならない。
アイドルでもなかろうに。
二日経った今も、ほんとうにあれはいったい何だった?誰だった?と
忘れることができない。