肩の荷をひとつづつ。

人生は様々な荷物を担ぎ、そしておろす。その繰り返しなの
かなと思う昨今・・・。
何も背負わなければ、重さを感じることなく、楽々生きられる
かもしれないが、自分から荷物を担いだり、背負ったりする。
荷を担ぐとその重圧で歩きが止まったり、阻まれたり・・と
思うように前進できない日もあったり、心労も増える。

でも、目的地にたどりついて、その重い荷物が降ろせた瞬間、
その解放感たるや格別であり、頑張って担いだ自分をほめて
やりたくなる。
肩の荷がおりる。たとえば子どもをもつ親御さんであれば、
子育てが一区切りされたら、そんな気持ちになるのでは。と
思う。

私の場合は、子育てという荷物はないが、それ以外の荷物を
背負って生きる。自分で作った荷物だ。

今回は4作目のアルバムをリリースできて、何とかカタチに
することができ、よくやり切ったなと思っている。
自分にしかわからない、大きな荷物をひとつおろした心境だ。

何か新たな挑戦をしようと思えば、背負う荷物は増える。
それは当然。
背負ってはおろす。背負ってはおろす。忙しくなり、疲れる日も
あるが、それを繰り返すわが人生。

残りの人生のなかで、あといくつの大きな荷物を背負うだろう。
心身ともに、まだまだいける!とそんな気持ちでいるが、
その前に、一人でも多くの方に聴いていただけるように、
活動を続けていかねば・・。
そう思うと、荷物を下ろした・・けれど、活動は終わっていない。

ひとつづつ肩の荷をおろしながら、運び終わった歓びをかみしめる。
そんな瞬間を増やしたい。


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