Valentineに幸せ時間を贈る

Valentine。その昔はチョコレートをプレゼントするのが慣習となっていた。
義理チョコとか、今もあるのだろうか?今から思うと懐かしい。あれはあれで楽しい時代。
コロナでその習わしも変わったようであるし、デパートのチョコ商戦はすっかりギフト市場ではなく自分へのご褒美市場へと変わってきている。これは時代の変化。
まあ、昔のさまざまな思い出も悪くない。
そして、今どきのバレンタイン。
おかげさまで予定通り4枚目のアルバムもリリースでき、なんとかその当日に
Valentineコンサートに出かけることができた。

時々演奏に伺っているデイサービスの施設から、
「マーサさん、今度はいつ来てもらえますか?」と聞かれ、
「じゃあ、バレンタインにしましょう」ということで、本企画は決定。
20名ほどの利用者さんと数名のスタッフと一緒に楽しむバレンタインコンサート。
歌で、音楽で愛をみつめ、愛を育む。そして人生の先輩たちへの感謝を伝える時間。
なぜ、自分がここに演奏に行くか。
聴いてくださる人たちが、みるみる変化していくのがうれしいから。
乗り出して聴いて下さる方、動かせる手で足でリズムをとって楽しんでおられる方。
どの人も、心から楽しんで耳を傾けてくださる。この反応が私にとってのギフトでも
ある。
45分ほど語り、歌い、一緒に楽しむ。
持ち込みのキーボードであるから、十分な演奏はできないけれど、「これはグランドピアノです。そう思って聴いてくださいね」それでよし。
少し喉の調子を心配したが、気合で本番を無事乗り切った。
こんな素敵な装飾をしていただいて。前日までにスタッフと利用者さんがせっせと準備を
してくださっている。
自分のようなものが、誰かの愉しみに、幸せな時間に関わっていられることに感謝。

ということで、今年のバレンタインはアルバムのリリースとともに、愛のコンサートで
心のギフトを行う。

人に喜んでいただけることが、本当にうれしい。
「また来てね。がんばってくださいね」
皆さんが、手をふっておくってくださる。
帰り際、すでに施設のBGMに新しいCDが流れていた。
感無量の愛のバレンタイン。
みなさん、どうぞ今日もお元気で!

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