昭和時代、わが幼少時の賑わいがなつかしい岐阜市の中心的な
商店街、柳ケ瀬。神田町といえば、地元の人であれば皆知っている
かつての繁華街・・。そこに最近みつけた喫茶店!
岐阜といえば、名古屋に負けない喫茶店の町であるが、郊外での出店
が多い中、まちなかの、しかも古いビルの2階にあるお店。
たまたま、道を歩いていて、好きな落語家のポスターが掲示されて
いたのが、きっかけ。
「こんなところで、落語?カフェで?2階?」
どうやら、いろんなイベントを企画したり、イベント用に貸し出しも
しているようだ。でもコーヒーやケーキにもこだわりがあるとのこと。
便利であるけれど、静かなロケーション。
さて、どんなお店なんだろう?
早速伺ってみる。その空間がとても心地よく、主人にとっての理想のカフェを
実現していると感じた。
柔軟に動かせる店内家具。ワークショップから落語会、各種ミニイベント。
いかようにもアレンジができる。ピアノがないのは残念であるが、楽器も
持ち込めば十分コンサートも可能。
店内には地元のアーチストたちの作品や告知ツールがきれいに掲示されたり、
セッティングされていたり・・・。お客さんは自由に見て、好きなように
楽しめる。
ひとりできたい店。もちろん二人でもいいが、あまりおしゃべりは似合わない
お店。かといって、決して敷居が高いわけではなく、店主は謙虚で丁寧な接客を
されている点も、心地よさのひとつ。
静かにゆったりとしたちょっと知的な時間を楽しむ。そんな空間。
店主は脱サラされ、この店を立ち上げたようだ。岐阜が喫茶町であることも
あり、自分のやりたいカフェでもって、岐阜を元気に盛り上げたいとの思いで
このお店を運営されている。素晴らしい!
手作りのあたたかい空間に、カウンターがあり、そこで店主がコーヒーを
淹れる姿もなかなか絵になる。
先日、落語会にもお邪魔し、その余韻を楽しみながら、読書時間でも・・・。
わざわざ行きたくなる喫茶店。
久しぶりにいいお店に出会えた。「星時」というお店であるが、三つ星か
五つ星かの相対的な星の数ではなく、どことも比較したくないオンリーワン
のきらり星のような存在。
地元の応援を精力的にされており、さまざまな情報ツールもおいてもらえる。
ということで、あつかましく明日発売予定のCDのフライヤーも早速置いて
いただけた。うむ、なかなか絵になっている。
時を刻む、星のような空間。
また、わざわざ足を運びたい。
どうぞ ふるさとで長く、長く続いていただきたい。
ふるさとに星店 発見!
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