「こんぺいとう」と信長縁。

新しいアルバムができて、ジャケットを何度も何度も眺める。
岐阜城、漁火、そして信長と夢・・・。そんなイメージ
を表現した世界。
自分のなかでは、自分なりの信長の像ができてきた感じだ。

そんな折、たまたま 最近全然チェックする時間もなくなっている
Amazon primeの映画のリストを見る。
「本能寺ホテル」という名の映画をみつけ、そうだ、こんなのも
あったのだ。と迷いなくこれをすぐ視聴。

信長の終着点であるこの本能寺。どう描かれているか。前情報もなく
突然映画の世界に入った。現代と信長が生きた戦国時代がホテルを舞台に
シンクロするとても不思議な映画。
その時代の転換点に出てくるのが、なんと「こんぺいとう」。
そう、信長が南蛮文化が好きであったということはよく知られており、
そのなかでも、コンフェイトー(金平糖のもともとのポルトガル語)も
気に入っていたということは何度か読んだことがある。
その金平糖、しかも京都で以前取材もさせていただいた老舗の金平糖
屋さんのそれが映画に何度も出てくる。
金平糖を食べて、ホテルのエレベーターに乗ると、信長の時代にタイムトラベル
するというものだ。

この金平糖。実はここ1~2年、よくいただくことがある。
まさにこの映画に出てくる金平糖と同じものだ。
「はい、季節のが出ましたんで」と、京都でお世話になっている方が
よく持たせてくださるのだ。
なんだか、映画をみていたら、金平糖をいつも私に下さる方は、
信長に関係があるのかもしれぬ。とだんだん思えてきた。

なんて、そんな幻想を抱きながら、本能寺ホテルを見ながら、自分なりの
信長ワールドを再確認。
ああ、もう少し早くこの映画も見ていたら、わが組曲にも「コンフェイトー」
という曲を創って入れたであろうに・・・。

自分が出会うものが、出会う場所は、いろんな形で信長とつながっている
ことが、本当に多いことが不思議でならぬ。
歴史と自分が想像の世界でつながるとは、なんとロマンチックなこと。

金平糖を食べるとタイムトラベルできる。
おもしろうて、おもしろうて・・の
世界がまた広がる。

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