勝率100%の仕事に再び挑む。

ほんとうは勝ち負けの仕事は好きではない。
相対的な価値を求める仕事、生き方は好きではない。
あくまでもオンリーワン、絶対的な自分の価値を求めて生きていきたい。
これが私自身の変わらぬ信条であるが、
勝ち負けが前提の仕事もある。

スポーツもそうだ、試合に勝ってこそ、アスリートとしての価値を
認められる。
そして、選挙。こちらこそ、勝ち負けで政治家としての仕事ができるか
どうかが決まる。審査員は市民、県民、国民。
一票でも多く獲得して、地域、国のために尽くす仕事をする。
そのための戦い・・・。
昨今(に限らないが)の政治関連のニュースを見聞すると、残念な
ことが多すぎて、クリーンなイメージとは程遠い世界には嫌悪しか
感じないが、それでもそういったダークな業界人と一線を画し、
本気で世の中を変えたい!自分がその盾となって活動したい!という
純粋で熱き想いの政治家希望の人たちがいるのも事実だ。
世襲もバックもなく、ただ純粋に地元を良くしたい、変えたいという人達。
熱い志で立ち上がる人たちは、勝負に勝たねばその思いを遂げられない。

実はコロナ禍も含めたこの2年もの間に、純粋な思いをもつ、候補者たちの
お手伝いをするという貴重な経験をさせてもらった。
ひとつの市長選、ひとつの県議会議員選。いずれも競争相手には組織票や大き
な支援団体がいるような人も含まれる中、純粋な思いでもって地元をよく
したいという候補者。この人たちの発信力のトレーニングをお手伝いさせて
いただいた。
バックやお金がなくても、しっかり自分の思い、考えを伝えることで、この
勝負に勝つことができる。その考えが人々に共感されれば、人の行動を動かす
ことができる。支援者も集まってくる。
そんな取り組みをお手伝いしてきた。
最初スピーチが苦手だった人がみるみる話が上手になった、言いたいことが
まとまらなかった人がとてもうまく話を組み立てられるようになった。
オンラインでのレッスンであったが、一緒に考え、伝えるトレーニングをした。
時には私が候補者に成り代わって、スピーチをやってご本人に見せた。
今から思えば泣き笑いの選挙戦。すべて水面下の作戦である。
結果は、二勝ゼロ敗。いずれも当選された。本当にうれしかった。
しっかり伝え、伝わった結果の勝利だと思っている。
自分がこんなところでもお役に立つのだと正直うれしかった。

そして、つい最近。新たな相談が入った。
「また、選挙のご相談です」
へ?また?お聞きすれば、先にお手伝いした人たちと同じく、厳しい環境のなか
経験もなく、挑戦される方のようだ。いろいろ背景や思いがおありになるようだ。
支援者によると
どうしても、この人を勝たせてあげたい、その人の考える地域構想を実現させたい、
だから当選させたいとのこと。
コミュニケーションの力がこういう時に役に立つのだ。

こちらもお手伝いする以上、絶対に勝たなければならない。勝っていただかなくては
ならない。

選挙は勝つか、負けるか。100かゼロかの話だ。
私もかかわる以上は、勝つためのお手伝いをする。

二戦ゼロ敗。を三戦ゼロ敗を胸に近い、勝率100%の仕事を絶対に実現しようと
まず心に決める。
大変責任の重い仕事であるが、ダークな選挙業界を変えるために、私ができることの
ひとつはこういうことからでもある。

純粋な、まともな考え、思いを持っている人達が活躍できる政治の世界をつくるために
足元から変えていくために、コミュニケーションの力で勝っていただきたい。

近々このトレーニングはキックオフとなる。
私は応援する以上、その思いを伝えるところから始めたいと思っている。、

コミュニケーションクリエーターの仕事は、政治を変える点でも役に立つ。
世の中を変えるためのお役に立つ。そこが大切だ。

自分がその主役にならなくても、黒子となって、主役となる人たちの力になり
その人たちの人生を応援できることは、なんと誇らしい仕事かと思う。

勝率100%に挑む!


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