人生100年時代に向かう若者へ

最近、「人生100年時代を生きる」をテーマに授業をやっている
学校があるとのニュースを見た。
まずは100年生きるということはどういうことか?
社会背景から個人のさまざまな変化についてイメージしてみること
からはじまる。
きっと、二十歳前後の学生さんたちからすれば、これから80年も
生きる、生きなければならない・・・というのはある意味大変な
試練に思えるかもしれない。バラ色の人生と思う人はどれだけいる
だろうか?

もちろんバラ色の人生になるためにどのように人生設計をして
どう行動していくのかということを考え、実践するための学びの場
であるから、学生の皆さんも熱心に受講されていた様子が印象的であった。

100年人生を生きるためには、財産が必要。
それも有形の財産だけではなく、無形の財産づくり。
お金で買えないものが、無形財産。
まず健康、そしてさまざまな特技や趣味、人脈・・・。
お金があるだけでは、豊かな100年人生にはならないとの専門家の
話に思わずうなづく。
20代の若者よりも、100歳に近い自分はどうだろうか?
豊かに生き続けるための備えはあるだろうか?
そんなことを点検しながら、
二十歳前後の若者に出会う機会が増えているため、彼ら彼女らの
これからを思う。
今がんばって就活している学生さんたち・・・。彼らの頭の中に
100年時代の発想はあるだろうか?
夢は少し漠然としている方が楽しいかもしれないから、
あまり現実的すぎない方が良いのかも…と思いつつ、
自分が生きる時代より、さらに先が見通せない時間を生きる
若者たちに、今できることを手をさしのべ、応援したいと思えて
くる。

生きることは不安でいっぱいかもしれない。
でも、みんなそうして生きてきた。
ひとつひとつ乗り越えてきた。
だから、
先に生まれた人たちが見守り応援していく。

と同時に、わが人生のこれからも、しっかり!
今できることを、今やる。

人生100年時代。
コマーシャル的なキャッチフレーズとしてではなく
背筋が伸び、あれこれ考えてしまうこのフレーズ。

ほんとうは、そんなに長生きしたくないのだけれど・・。

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