60代は転換期か。

偶然であるが、最近60代の方とお会いする機会が多い。
つい最近お会いしたのは、市会議員として30年近く地元のために尽力されてきた方。
先日その仕事を卒業され、ご夫婦で共通の趣味をということでゴルフをやったり、週に何度かランチに出かけたりすることを楽しみにしながら、地域活動も続けておられるとのこと。地域をよくするため、精神的に張りつめた生活をずっと
されてきていたため、今はリラックスして、穏やかないい表情をされているのが
大変、印象に残った。
ある60代の方は、コーヒーマイスターの資格をとって、カフェでの仕事に
取り組んでおられる。賑わうお店の厨房で、てきぱきとお仕事されている姿を
先日みかけたが、周囲の若い人以上に若々しく、輝いて見えた。
ある方は音楽家。歌をされている。あと3年。しっかり自分の声がまだまだ
出るうちに、新たな挑戦をしたいと夢を聞かせてくださる。

50代までは若いときから歩んできた道で生きてきた。そして60代になると
定年であったり、さまざまな理由からこれまでと違った道を歩み始め、
そして人生の仕上げの道に向かうことが多いのだということを知る。
元気なうちにやれることをやろう、やりたいことをしよう。
それが仕事の継続であることもあるが、気持ちの中では総仕上げの気持ちで
ある場合も多い。

体がまだまだ自由に動く。それが60代。
70代になってもそういられるように準備するのも60代。

人生を振り返り、悔いのない人生にするために何をすべきかを考える。
これまでの道を歩みながらも、先の道に移っていく。

自分の場合は、基本は変わらず。
でも、生きた証をどうするのか?生きた爪あとをどう残すのか。
それは、
次の世代に何を伝えるのか。も含まれる。

素敵な60代にしたいと改めて思う。
何をするにも、今のうち!
楽しく、でも、ちょっと急ぐとしよう。


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