人生、いったい何名の人と出会うのだろう?
学生時代までの交友関係、社会人になってからの出会い・・・。
前者は残念ながら疎遠になってしまっていることが多いが、
社会人になってからの出会いは、気が付けば数えきれないほどの
名刺交換をし、縁ある方とはつながり続けている。
一方、あまり多く出会ってもおつきあいができないという面もあり
どこまで交友範囲を広げるのかについては、
人生折返しになると、課題のひとつになる。
ある人生の先輩は、50代半ばだったかある節目に、今後つきあう人の数を
厳選し、もう広げないと決めた・・といった話を以前されていたことを
思い出す。
「もう多くの人とつきあう必要がないから・・・」
とのこと。そのときはあまりわからなかったが、最近は少しわかりはじめた。
一方、最近お会いした元経営者は、「親しい人は900人ぐらいいるんだよね」
どうやらお会いした人は何万人といるようで、そのなかで継続してやりとりして
いる人がその数だそうで、その数の多さに驚く。
その方との関係をこれからどうしていくかが課題だとのこと。
そんな多くの人とつながり続けることは、大変なパワーを要する。
人との出会いは名刺交換から始まり、情報交流の継続・・・。つながり続けよう
とする工夫、努力をしないと関係が途絶えてしまう。
実際私にとっては、900人という数の人々に対して、情報発信し続けることは
難しい。秘書がいたり、事務局がいればまた話は違うが・・・。
そんなこんなで、自分はこれから新たな出会いをどうしていくのか。
これまでお付き合いいただいてきた方との関係をどうしていくのか。
最初に書いた先輩のように、付き合う人を絞っていくこともいいかもしれない。
自分も相手も老いていくが、それでもずっとかかわりたい人はどんな人なのか?
そんなことを改めて考えたい。
少なくとも数ではない。質で自分の人生にとって心地よい、関係を構築して
いけたらいい。と、そんなことを思い始める今日この頃だ。
どこまでおつきあい?
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