コロナの影響はいろんな場面でまだまだ続いていると感じることが多い昨今。
もちろんコロナだけが理由ではないが、いろんな企業や組織の経営・運営判断
が何もなかった頃と比べるとよりシビアになっていると思う。
昨年末から、馴染みにしていた店舗が閉店される例が続いている。
また愛読してきた専門情報誌もこの3月で休刊となる。
情報誌は月刊発行の紙媒体。デジタル化への転換は難しかったようで、
大変残念である。毎月届くのを楽しみにし、新たな知に出会うのが歓びでもあった
ため・・・。
何でも始まるときはお祝いされ、歓迎される。
でも、終わっていくときは気が付けば姿を消していたということも多い。
人のいのちも、同じかもしれない。
最近、最後こそ、大切にしなければと思うようになった。
お店の閉店も、お世話になったお店であるならば、感謝を込めて、そして
頑張ってきた人たちにお礼を伝え、その店の存在をたたえたい。
書籍の休刊は、新しいコンテンツが毎月届かないことはとても残念であるし、
再開を願い続けるが、今後はバックナンバーを再度読み始めようとも思う。
その存在を忘れないために、改めて編集に携わった方たちの思いと苦労を
感じるために。
終わりこそ、その存在を大切にしたい。
そう、店にも本にもいのちがある。
それはかかわった人が命を吹き込んできたからだ。
そんなことを思う、1月後半。
予定され、計画のうちに終わることはまだ幸せなこと。
地震などである日突然、なくなってしまうことを思うと・・・。
だから、フィナーレを大切にしたい。
どんなこと、どんなときも、終わりこそ大切。
さあ、かけがえのない今日という一日も、いい終わりを迎えられるように。
フィナーレを大切に。
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