60歳定年と聞くと、正直びっくりする。
なんで?人生これからなのに?と。
前時代につくられた雇用制度が、長寿社会に合っていない。
徐々に見直されている例は増えてはいるが、もっと増えると
いいと思う。
もちろん年長者は、ただ生きるだけでなく、若い人たちに何を伝え
与えることができるかを考え、実践していかねばと思う。
改めて、60歳は中年であるという認識。
若い人にも、年輩の方にも寄り添える。両者のことが理解でき、
どちらのことも応援できる元気世代。
高齢者の入り口ではない。
そんなことで、今、自分は真ん中の人生を楽しんでいる。
ひとつは若い人との関わり。
若い人を育てようとしている企業とのかかわり。
世代交代をしようとしている組織とのかかわり。
そんな例が増えている。
一方、人生の先輩に対しては感謝と恩返し。
会いたいと言われたら喜んで時間をつくり、
また今会っておかねばならない方とのかかわりを大切にする。
先輩とは、いずれ会えなくなってしまうという危機感を
もちながら、それも自然とわりきり、ときに諦め
とにかく今、会えるときにと交流の時間をいつくしむ。
真ん中。
経験も少し積んできた今、このポジションはなかなか楽しい。
上も下も見ることができる。
とてもいいところを、今生きている。
もうひとつの真ん中。
それは今自分が拠点とする名古屋。
日本のまんなか。東西南北とても便利な町。
「ちょっと名古屋で降りるので、打ち合わせお願いします」
と東京出張の帰りに、途中下車いただく京都の方や、
「ちょっと名古屋いくので、時間取れます?」
という東京の方。
さいはてであると、なかなかそうはいかないが、真ん中と
いうのは、なかなかいい。
ということで、いろんな意味で、今、真ん中人生を楽しませて
いただいている。上も下も、右も左もしっかり見ていこう。