地に足を付けたい。

何とも言葉にしづらい、空気。重苦しい夜明け。
今年のスタートは残念ながら、どんよりしたこれまでにない
感覚が覆いかぶさっている。
スッキリはしない。

被災されている皆さまのことを思うと、こうして電気がついて
いる部屋で朝からパソコンに向かっていること自体も申し訳ない
気持ちになる。何をしていても、そんな気持ちになる。

倒壊した家屋が多いと聞く。雨も降ってきて・・・。
被害はますます増えるのだろう。

救援救護活動に出向かれている皆さまにも頭が下がる。
寒い中、冷たいなか、本当に大変な仕事だ。

新潟に住む知人は、この三が日、自宅で過ごしたというが
いつ揺れるかと思ったら、落ち着かなかったという。
ふわふわした感じであろうか・・・。

大変なときほど、地に足を付け、しっかりと一歩一歩歩きたい
のに、その地面自体が、おぼつかないのだから、
なんとも頼りない、不安な感じ。

と言っていてもはじまらないので、地面も不安定だと思って
歩き始めるしかない。
覚悟をもつということだ。
歩く以上、立っている以上、そこにいる以上、倒れる可能性は
誰にでもあるということ、いつでもありえる。
という前提を持ちながら、生きなければ。

2024年年明けの教訓は、まずここ。
地に足をつけるときも覚悟。
生きるのがしんどくなってきたことに間違いはない。
でも、そうやってしっかり意識して、一歩一歩を確認して
歩くのみ。

今のところ、自分が住む街は、地面も大丈夫そうだ。
でも過信してはいけない。

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