本日は、初めての業界での研修の仕事となる。
それは、人を送る仕事に携わっている方たちへのプログラム。
美味しいものをつくる、お届けする。仕事の役に立つ情報サービスを開発する、
日頃、さまざまな業界の仕事に触れているが、
人生の最期を送る仕事をされている方たちへの取り組みは初めて。
2年前、両親の葬儀にお客、利用者、喪主としてはお世話になったが
その経験を活かし、今度は、自分がそこで働く人たちにエールを送る番だ。
突然のことに、人生初めてのことに、しかも悲しみと不安でいっぱいの
とき、どんな風に接してもらったか。
そのときのことを今、改めて思い出しながら、
今日も明日も、その現実に向き合い、誠実に対応されている皆さんに
心から感謝を込め、そして敬意をもって、今度はお役に立てる時間を
提供できたらと思う。
今日の研修のタイトルは
「感謝される仕事をするための、コミュニケーション実践講座」
ひとりひとりの力で日々現場が回っているけれど、たまには仲間同士
一緒に考えたり、意見交換をしながら、働く仲間との学び合いも
していただき、ああ、この仕事をしてよかったと思っていただける
きっかけになればと思っている。
尊厳をもって送るお手伝い。
自分にはできないことをしている人がいる。
ああ、助けられて生きている。
他の業界と違って予想できない仕事。
いつなんどき?いつでも丁寧に対応しなければならない仕事。
ほんとうに頭が下がる。
両親の最期を少し思い浮かべながら(あまり思い出すと、言葉につまりそう)
元気に今日という日を全うしたい。
偶然なのか、必然なのか。いただいた今日という機会は50代の仕上げにもふさわしく
有難いギフトである。