はるちゃんからのとびっきり新米!

先日開催した、ふるさとLOVEコンサートでは、
後半のNOBUNAGA TANGOの演奏時に
すでに旅立っていた治ちゃんが好きなタンゴ曲を
絡めて演奏した。
聴こえたかな、一緒に踊ってくれたかな。

あっという間にconcertから2週間が過ぎた。
余韻が消えないまま、季節が変わろうとしている。

そんななか、新潟から特別のお米が届く。
無農薬で、県外には出回らない逸品らしい。
そう、米をこよなく愛する新潟の人、ほんとうに
美味しいお米は自分たちでいただくとよく聞く。
県外で流通しているお米は、彼らにとってはそこそこ
のものだそう・・。
ということで、今回出回っていないと言われる貴重な
お米。
はるちゃんのお母様からのお気持ちだ。

なぜか、今回はお手紙ではなく電話をかけたくなった。
今どき、ご高齢の一人暮らしの場合、電話口に出られない
場合もあるが、携帯からではなく、固定電話からかけてみると
すぐに電話に出ていただけた。
はるちゃんのお母さん。
お悔やみの言葉をかけ、はるちゃんとのことを少し話す。
二人で来てくださった何年か前のディナーショーの話題も
懐かしく一緒に思い出す。
「ほーんと、いい子でした。愛想はなかったけどね」
お母さまが少し笑いながら言われたその一言で、ぐっときてしまった。
娘を送るお母さまの気持ち・・。
お母さん、本当に強い方だ。

「また、お会いしましょうね。お母さま、どうかお元気に
お過ごしくださいね。はるちゃんがずっと見てくれていますから」
「はい!元気にがんばりますよ」
はるちゃんのしっかりもの魂は、お母さまから受け継がれたもの
かもしれない。

お母さまの気丈さに感動しながら、電話を切る。
母が生きていれば、同じ年。
心からお母さまのお元気を願う。

はるちゃんからのお米。
今年は、彼女を想いながら、新米をいただくことになる。
一粒ごとにかみしめながら、ありがたい出会いに感謝しながら・・・。

はるちゃん、特別な新米、ありがとう!

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