いやはや、ときには失敗をするものだ。三連日の過酷な?プログラムを無事終え、最後は講座の打ち上げも軽くして、今日こそ最終の1本前の新幹線で帰京するつもりで、新潟での予定をすべて終え、仲間とも駅の入り口で別れ、余裕をもってホームに向かおうとした。余裕で電車に乗るために改札近くのコインロッカーに大きな荷物も預けていたので、それを取り出して・・・とロッカーへ向かう途中、「あ!ない!」
そのコインロッカーの決済に使ったSUICAがないのだ。バッグの中を探し、また最後に使ったであろう売店からもう一度見直したがない!やばい!新幹線の出発まであと10分。まずはその指定券をキャンセル。仕方ない最終で帰れればいい。指定はもうないようだから、自由席で帰ればいい。さてコインロッカーの前に表示してある緊急連絡先に電話をする。もう遅い時間だから、今日は荷物出せないとか言われたらどうしよう~~。ドキドキしながらそこに電話すると、警備員?のような方が詳しく、そのロッカーの場所、番号、そして自分の名前、自宅住所を尋ねられる。「身分証明書はありますか?」へ?「15分以内に係がまいりますので、そのロッカーの前でお待ちください。」
と言われ、電話をきってからコインロッカーの前で待つ。その間に、乗るはずだった電車は発車。ああ、あまりに疲れて飲んだビールが回ったのか、早く帰りたいと思い、土産のだんごを買ったときにでも落としたのか・・。とにかくハイテンションでありながら、集中力が欠けていたようだ。SUICAでコインロッカーを使うのは便利でスムーズでとても気に入っているのに、なんたる失態。
待つ15分は長いが、やっと警備員のような方が「2028の方ですか?」そう、ロッカーの番号だ。「はい、そうです。」来てくれてよかった。これで最終電車に乗れる。身分を聞かれ、手持ちの身分証明書がなかったが、名刺で勘弁してもらい、中身を確認されながら、ロッカーは開錠、無事わがバッグに再会できた。正直、瞬間、帰れなかったらどうしようか?とも思ったので、ロッカーを開けてもらったときは無上の喜び。さっそく、最終新幹線の乗車券を買い直し、自由席の列に並ぶ。いやはや、急いで帰ろうと思うとこういうことになる。
それにしても、日本のロッカーサービスはちゃんとしている。そういう人が意外にも多いのかも?とにかく、帰りのことでよかった。今から思えば小さな失敗であるが、この「しまった!」を二度と繰り返さないように。と思いつつ、失敗することでそのサービスのしくみを知ることができ、ちょっと面白かった。というのも事実である。
時には「しまった!」を教訓に。
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