女性の司法書士。彼女が年下であり、広報のことについて相談にきて
くださったその出会いから、よくできた妹のように思い、はるちゃんはるちゃん!
と呼んできた。他の方からすれば、先生と言われる職業であるのに・・・。
おそらく十数年以上のおつきあいになっていただろう。
彼女が30代後半からいい距離でおつきあいさせていただいた。
士業には広報が難しいんですよ。といいながらも、地道にいろんな方法を工夫しながら
実践される努力の方だった。
ニュースレターを発行する時も相談していただき、できるサポートをさせていただいた。
覚えているだけでも12号ぐらいまで発行しただろうか。最後に添削したのは昨年の
はじめごろ・・。
そんなおつきあいから、関東地区の司法書士さんの集まりで広報の勉強会をさせて
もらったことも懐かしい。
私を必要とし、周囲に働きかけてくれるありがたい応援団であった。
「先生、昨年がんがみつかったんですけど、完治したので快気祝い送ります」
と彼女らしいピンクのタオルセットを送ってくれたり、こちらから紅茶を送ろうとすると
自分の好きな銘柄をはっきり指定されたり、とにかく仕事柄のせいか、真面目で白黒はっきりさせる人であった。これまであまり会ったことのないタイプで、とても新鮮であった。
そして昨年夏、妹さんの起業相談にも乗ってほしいと、紹介をされた。
それから連絡が途絶えた。
そして、昨日、すでに亡くなっておられたことを知り、ショックな気持ちが消えないで
いる。
はるちゃん、はるちゃん!何度も心の中で叫んでいる。
もう一度会いたかったし、もうちょっと連絡をしっかりとっておけばよかった・・と
今からはどうしようもないが、悔いが残る。
私にとって頼りになる法律家であった。
身寄りのない方の最後まで面倒を見ていると聞いたことがあった。
ほんとうに世の中で困っている人のために、正義感をもって、がんばったはるちゃん。
「私、こういう細かいことが好きなので、司法書士向いていると思ってます」
この言葉も今も覚えている。
はるちゃん、はるちゃん。何度も呼んでしまう。
会いたかった人に会えないまま、いつのまにかいなくなっている。
ということこそ、悲しいことはない。
はるちゃん、はるちゃん。しんどかったね。がんばったね。
ネット検索したら闘病日記をみつけることができた。
もっと前に知っていたら・・・。何ができたかわからないけれど、
自分より若い人が先に逝ってしまうのは・・・・。
はるちゃんのご冥福をお祈りし、今日はダンスが好きだった彼女の分まで
全力でやらなければ。