下の写真は、前日に書いたまーくんと、お父様よっちゃん
のツーショットである。
施設で暮らしておられるお父様と、コロナ禍でなかなか
面会も許されなかった時間が続いていたが、このたび幸運なことに、
一緒にコンサートを楽しんでもらう時間をもつことができた。
この写真はコンサート後のお二人の記念撮影。
久しぶりの再会で、喜びいっぱいの表情にこちらもうれしくなる。
今回、まーくんからのオーダー・リクエストをいただき、お父様が
おられる施設にお邪魔して、お父さんのためにコンサートを実施。
施設にもご協力をいただいての開催となった。
せっかくなので、施設の利用者さんにも参加いただき、皆さんで
楽しんでいただく。
すでにお父様の簡単なプロフィールや好きな曲、親子の思い出など
お聞きしていたため、それらをプログラムに盛り込み、若かりし日の
家族の時間を思い出していただいた。
山や川で楽しんだ親子での自然とのふれあい時間から、家族の結婚式
の一コマまで・・。
会場の一番前に、お父様に座っていただいた。私はお父様の顔をずっと
みつめながら、語り掛けるように話し、演奏した。
ときおり、お父さんが顔をくしゃくしゃにして泣き顔になった。
きっといろんなことを思い出しておられたのだろう。
私自身も演奏しながら、父の生前、施設に演奏に行ったとき、父が声をあげて
泣いていたことを思い出していた。
音楽とは、人生を共有することができる素晴らしいコミュニケーション
ツールであり、「生きる力」を与えてくれる絶対なる存在。
と、今回もそんなことを改めて実感する。
「おかげさまで、いい親孝行ができました!」まーくんがとても
喜んでくれたのも、うれしかった。
この寄り添い出前コンサート。施設にも、ご自宅にも、どこへでも
ご本人、ご家族のご要望あれば、駆け付ける。
拍手と涙をいただく時間。私にとって、涙は感動の証し。だから
うれしい。
音楽を聴いて、笑って泣いて、人生を豊かに・・・。
そんな願いを込めて、さらに続けていこうと思う。
親孝行のお手伝いをさせていただけて、本当に幸せなわが人生。
マー君に感謝を込めて、お父様との良き時間をこれからも重ねて
1日でも長く、ともに生きてほしい!!