最近、経営者の方とのやりとりが多い。
そこで働く人たちともかかわりをもたせていただきながら、
一歩外にいる立場として、客観的に、また忖度なしに発言
したり、思い切った提案もできる立場をご理解いただいているようで
本当にありがたいと思う今日この頃。
ある社長さんと初めて会食をする。
10年以上のおつきあいになるのに、仕事以外の話でゆっくり
お話ししたことがなかった。
今回は改めて、今後のことを話したいということで、初めて
ゆっくり時間をとることにする。
乾杯をしながら、日頃の感謝を伝えながら、いろんな話題に話は
及ぶ。会食はお互いに相手を知る絶好の機会である。
ふと、はじめてお会いしたときのことなどが浮かび、懐かしさもこみあげた。
ああ、最初からこういう方だったな~。情熱的なところは同じだな~。
その会社を知る、会社に関わる。かかわらせていただける歓び。
きっかけがあって、ご縁があって、関係は育まれる。
社長さんは、あと〇年したら、引退を考えておられるとのこと。
70歳を節目にということのようだ。
「私が社長でいる間は、ぜひ・・・」
とおっしゃっていただき、驚きとともに、喜びと、またちょっとなんとも
言えない気持ちが入り混じる。
おそらくまだ50代だった頃の社長に出会った最初の頃、まさか
引退ということを考える日がくるとは思っていなかったけれど、
十数年経つと、会社もご自身も、そして周囲も変化する。
もう次のことを考えていかねばならないのだ・・・。
経営者にずっと寄り添わせていただけることは、本当にうれしい。
経営者に寄り添うイコール、その会社に寄り添うことであるから。
責任も感じるがやりがいも感じる。
この経営者とともに、次の世代の人達の育成にも関わりながら、
みらいに残せる仕事のお手伝いができたらと思う。
社長は大きく重い荷物を背負って前に進む、孤独な存在でもある。
そこもしっかりカバーできる、力と愛を備えておきたい。
私が社長である限り・・・
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