メディアは権力を監視する存在である。
どこまでも客観的に中立的に社会の動向を見届けながら
権力が誤った方向に、迷走しないように社会を守る。
それが正しい役割であると信じ、その役割をみつめているが・・・。
大手メディアになればなるほど影響力が大きく、また
昨今のJ騒動や政治とのかかわりなど、課題も多く深刻で、
その存在の意義が問われている今日。
メディアを信用できないと思える人も多いだろうし、
ネット社会では、伝え手も変化し、混迷の時代にいると
いえる今・・・。
一方、メディアっていいな。ありがたいなと思える
一面もある。
地方紙はその一例である。
生活者に身近な存在として、その役割を果たしていると
思う。
大変身近な例であるが、新聞、地方紙に自分の記事が掲載
された。
新聞社に働きかけ、取材をしてもらって
記事になったことは本当にありがたかったが、どんな反応が
あるのか、ないのか、も気になる点であった。
知人に記事掲載の報告をすれば、みな一様に喜んでくれて、
コンサートへの期待のメッセージを寄せてくれる。
これも大変ありがたいが、さらにうれしかったのは、
知らない方から反応があったこと。
「岐阜新聞見たんですけど、コンサート、まだ席ありますか?」
と電話をいただいたときは、心の中でガッツポーズ!
これがメディアの役割なのだとも思った。
知らない人に、より多くの人に、知ってもらう、共感をしていただく
新たな出会いに結びつく。
地方紙の役割。地域を元気に!いきいきと!
その応援をするのが、仕事だと思う。
とても共感する。
新聞を読み、電話をかける。このアナログコミュニケーションが今も
健在ということも今回の学び。
ネット社会が主流であることは間違いがないかもしれないが、
そうでない世界にいる人がいることも大切にしたい。
ますます自動化され、人の手を離れていくコミュニケーション・・
ではなく、人と人の直接の交流を大切に。
メディアがそのきっかけになることを忘れずにいたい。
メディアの役割。とにかく社会の役に立ってほしい。
自分のためでなく、権力のためでなく、人々の役に立ってほしい。
メディアの効果、役割。
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