利他の心で、今日も。

経営者と話をするとき、多くの方がこの言葉を口にされる。
「利他の心で」
それを聞くと、ほっとする。
利益主義、利己主義の人は、まず数字の話から入られる。
もちろん企業である以上、数字、業績は良くなければ
従業員に給料を払うことはできないが、
どんな心で仕事をするのか、どんな気持ちで相手に接するのか
によって、どの行動、結果は異なってくる。

稲盛和夫さんも何度もこの「利他の心」について話されて
きたし、偉大な人は、まずそこからだと思う。

経営者だけでなく、地球で(宇宙でも?)社会生活を営む
人は、すべて利他の心をもって生きていたい。
このスマホ社会では、人ではなく手のひらの小さな世界と
だけ向き合う人が増えている。
隣の人のことは、見えない・・。
それでは、世の中は良くならない。

利他の心は、相手の存在を認め、理解し、大切にすること。
ときに手をさしのべたり、声をかけたり。
その相手がよくなるように、自分が行動すること。
みんなが、そんな心で、行動できたら、企業も町も
よくなるし、未来も安泰だ。

あたりまえのことだけれども、まだ知らない人に
この言葉は伝えていく必要がある。

と、最近出会った、新しい経営者との会話から、改めて
そんなことを思った。
新たにはじまった今日。自分もその心をもって
心新たに生きたい。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク