ご当地は昔も今も、これからも。

人はどこかに生まれ、どこかで育ち、暮らし、そして最後を迎えるが「どこ」というのはとても大切なようだ。
先日県民性ということについて少し触れたが、「ご当地」という切り口は、どうもどこの地域でも喜ばれる、共通のテーマのようだ。
先日、初めて かの古賀政男の記念館なるところに足を運んだ。どんな資料館なのかと手さぐりと興味本位で出かけたが、いやはや作曲、発想の面で大変参考になった。
古賀大先生は、ご当地ソングを数多く手掛けておられるのだ。自分の故郷はもとより、住んだ町、訪ねた町・・・そこへ行くとそこにちなんで曲が生まれる、このことは共感できる。(もちろんレベルは違うが)
これまで、あまり「ご当地ソング」を意識したことはなかったが、これからここにこだわるのもあり!と新たな展開がひらめく。
どこかで作ってはいても、あえて地名を入れていない場合が多い。
逆に入れることで、わかりやすくするという方法も良いのだろう。
それにしても、この資料館はすごい。氏の住居再現やその功績を振り返る展示もさることながら、昭和歌謡のすべてが学べる。そしてなんと?視聴コーナーはもちろんのこと
カラオケの部屋もあるのだ。
そうだ、わがふるさと岐阜にも「柳ケ瀬ブルース」があったな。と良き時代を思い出した。歌は、その人、その時代、その社会を思い出させる不思議な力がある。

高校野球の次に、ご当地ソング・・・グルメ、そしてゆるキャラ・・・ご当地ものはこれからも続くだろう。日本人は「ふるさと」がとても好きな民族だから。

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