未来に向かって走る人を応援。

官僚というと、自分とは違う世界を生きる人・・・そんな印象を
もっていたが、22年前の同時多発テロのニアミス時、同じ飛行機に乗って
いた人のなかに、そういうお仕事をされている方が同乗されており、その後も
人としてのおつきあいを続けてきたせいか、どんな仕事をしていても、最後は
人と人だということを学んだ。

そのとき、彼の言葉で忘れられない言葉がある。
「マーサさんの仕事は、反応や結果がすぐわかっていいね。僕の仕事は
それがわからない・・・」そう、世界を相手に調べたり、資料を作成したり
する仕事であるし、スケールが大きすぎる仕事をされているのだから、
反応や結果が見えないのも致し方ない。どっちが幸せかどうかは別の話。

また、「飛行機って、ファーストクラスが普通じゃないの?」とそんな言葉
も思い出し、やっぱり世界が違うな~。とエコノミーが普通と生きている自分と
の差を知り、刺激を受けた時代も今は懐かしい。

最近、また元官僚の方と出会う機会を得た。
その方は、自分の夢に向かって、新しい道を歩むため、誰もがうらやむ官僚
の仕事を50代半ばでご卒業された。
知り合ったのは実は最近。でも、実は高校の後輩ということもわかって、
なんとなく親しみも沸いて、交流がはじまった。
その方は、地元を元気に、未来の社会をより豊かなものにしたいと、
活動を始められている。
政治家にはなりたくない、地域の役に立ちたい。と今は各地での講演活動を
中心に、地元でのネットワークを育んでおられる。
純粋に未来のために、自分ができることを取り組んでおられる様子を見て
私も自分ができることで応援できたら・・と思い始めている。

さしで情報交換をした。
やっぱり、以下に伝わるか。伝えられるか。とコミュニケーションの話になる。
どんなにいいことを考えていても、伝わらなければ意味がない。
わかりやすさ、やさしさと説得力。
私が応援できるとしたら、その方面からのサポートになるかな。と思いながら
その頼もしい後輩にエールを送る。

いくつになっても、未来に向かって進む人は気持ちがいい。
ふるさとのために、お互いができることを。





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