最近、この「ローリングストック」という用語をよく耳にするようになった。
個人的には1年以上前に、防災士の知人から教えていただいており、
とてもいいことだ!と思って、一部の人には話し伝えはじめている。
「いざ」というときの食事のために、缶詰やレトルトなど保存食を備蓄するだけ
でなく、定期的にそれらを消費して、また補充して日々の暮らしで有効活用
していこうというもの。それを習慣化すれば、保存食の賞味期限切れも
防げるだけでなく、いざというときの備えについての意識も日常的になる。
家のなかの在庫品が消費されつつ、新しいものを備える。
日常の暮らしで、非常時を考えるには、とてもいいきっかけになる考え方だ。
としっかりローリングストックのことは頭に入っているが、実践は?
というと、実はなかなかできていない。
缶詰やレトルトは長期保存ができるため、ついつい買い置く習慣はある。
でも、やはり保存してしまう。
気が付けば賞味期限がかなり過ぎていたという食品に出会うと、
しまった!と思い、急いで消費する。
そう、まだまだ置いてあるだけのストック状態。
今回、防災の日でローリングストックのことを思い出し、ついでに
冷蔵庫のなかも見てみると、賞味期限の切れた冷蔵食品がいくつか
出てきた。開封していないまま・・賞味期限が切れてしまっている・・。
ああ、またやってしまった・・・。
ローリングストックどころか、フードロスの原因をつくっているのだ。
ということで、在庫は持ちすぎず、程よい量で、とにかく消費して
回転させること。
人生は観覧車のように・・だけでなく、保存食品も観覧車のように
くるくる回していかないと。
仕事柄もあるがついつい、購入までは積極的。そして保管というところで
行動が止まっているわが暮らし。
いざのためだけだなく、地球のためにも、ローリングストックを
心がけなければ。
と書きながら、防災士の知人の顔が浮かんできた。