着ぐるみとキャラクター

いきなりのド迫力写真で失礼します。
実は、このキャラクターがこの上なく、大好きだ。
誕生したときから、自分の分身?と思っていた。
癒されるのは、もちろんであるが、なんとなく自分に
似ているような気がしていた。
「リルモス」(リルはlittleの略)という名のこのキャラクターは
モスバーガーの50周年に誕生した記念すべき存在。
小ささが共通点であるだけでなく、誕生日は3月12日(私の誕生日は
12月3日)身長が123センチ(リルモスの)ということもあり、123の
数字に縁があるところも、共通点。
などなど、私にとって、「リルモス」は他人ではない存在・・・。
そんな彼と、先日とある機会に出会うことができた。
これまでは、データ上で平面で、あるいは小さなグッズで出会っていただけ
であるが、今回は立体的、しかも等身大以上?(123センチより高い)
で存在感ばっちり。
彼の周りには、「かわいい、かわいい」とカメラをもった人が集まった。
そう、キャラクターとは、着ぐるみとして登場することで、より現実的な
存在として、人々の印象に強く残る。
私も、せっかくなので、と恥をしのんで撮影してもらった。

やっぱり、似ているな~。だといいな。と勝手に気に入っているこの1枚。
自分がこの上なく、喜んでいるのが恥ずかしいが、いくつになっても
満面の笑顔になれる瞬間は、幸せの証し。

ある方は、これを見て「リルモスとリルマーサ」と呼んでくれた。さらに
短くして「リルモスとリルマサ」としてみようか。
とにかく、着ぐるみになったキャラクターは、束の間、生きた存在として
人々を喜ばせてくれることを実感。

さて、ここまでは、この見た目での感動をお伝えしたが、今回、実はさらに感動したことがある。
それは、この中に入ってこのキャラクターとして動く方の働きぶりである。
着ぐるみに入る人たちのことは、様々な場面で着用前・後を見てきているが、
本当に大変な仕事である。
見ることができず、自分ひとりでは動けないから、必ず付き人がいるが、
(和装の花嫁状態?)
その付き人さんの導きによって、キャラクターは観客の前に登場できる。
「わあっ!」登場すると必ず歓声と拍手が生まれる。サプライズ効果はばっちり。そこから退場まで、とにかく演じ切らねばならぬという緊張感。
ぬいぐるみの中はとても暑いだろうに、一生懸命手足も動かし、見事にリルモスを演じ切り、人々の期待に応えていることを思うと、このスタッフに拍手を送りたくなった。

瞬間にして、人々に夢と笑顔と元気を与えるキャラクター。
そして、さまざまな場面で交流を図るのに、最適な着ぐるみ。

できたら、一度、この中に入って演じてみたいと思ってしまったが、
(リルモスになりたい!?)
とにかく中に入っておられたスタッフに改めて拍手を!

ちなみに、日頃、「着ぐるみ」と呼ぶこの物体は「人体着用ぬいぐるみ」
として、1980年代に登場したそうだ。ここは、ちょっと深そうなので
改めてどこかで取り上げてみたいが、
企業や行政のコミュニケーション活動でキャラクター・着ぐるみが活躍する
のはとても日本的であり、癒しの文化としてこれからも受け継がれること
だろう。

さあ、リルモスのように愛される存在を目指して、私も50周年を目指すとしよう。
リルモスのことは、こちら。

https://www.mos.jp/oc/50th/

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