聖と俗の境界線?を考えるお盆

お盆。仏教の世界では、亡くなった方が帰ってくる期間と言われている。
そのため、日本の多くの人たちがふるさとに帰り、お墓参りにいったり先祖
を迎え、供養する習慣をもつ。
そのためにこの期間に休暇があるのだろう。
このお盆(盂蘭盆会)は、一説によると8世紀からあった(‥仏教の伝来から
はかなり後のようであるが)とか、17世紀のイエズス会が記した文書にその
記録があったということのようであるから、その歴史はあまりに長い。
ネット社会になり、ライフスタイルが変わっても今なお、お盆はお盆のまま・・。
もちろん、=夏休みという意味合いも強いのかもしれないが。

そんななか、お盆の期間中でもある、本日はなんと斎場でコンサートを行う。
正直、なかなか迷うことが多い。
お盆コンサートではなく、「ひまわりフェスタ」というイベントであるため、
本来は楽しくアップテンポで盛り上げたいが、会場の雰囲気やもともとの
用途からすると、やはり外れることはそぐわない。
かといって、寂しい感じになってしまうコンサートもよろしくない。
なるべくマイナー調は選ばないようにと選曲も考え・・・。

葬儀とは本来、聖なるものである。
自分も親をおくったときには、生涯でもう二度とないであろう、究極の
非日常体験を、この空間でさせてもらった。
人をおくる儀式とは、宗教の種類は別として、聖なるものである。
そこで、楽しいイベントを企画、実施する。ということはなかなかの挑戦だ。

衣装も音楽の種類もテンポも、トークの内容も・・・。
聖と俗の間をうまく、限りなく違和感なくまとめていかねば。

これまでにない挑戦。
これもよし。
目的は、参加される皆さんに感動をお届けすること。

聖と俗の歩み寄り、融合。どんな世界ができるだろう。
今回の企画は、両親に贈るお盆のプレゼント。
そう思ったら、やる気が湧いてくる。

ということで、新たな挑戦を楽しみたい。
ということで、ちょっと珍しいお盆になりそうだ。

ひまわり、まだ咲いているかな。なんとか一緒にがんばってほしい。

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