何がしたい、何をすべきかが同じになる。

いつの間にか人生、後半を走っているようである。
気が付かないうちに、同世代のサラリーマンの皆さんは、次のステージに
向かっておられる。
組織で働いてきた人は、定年という節目があり、その後、自分は何をして生きるのか?
ということについて、考え、備える。
働くペース、働き方を見直し、違う日々の過ごし方をはじめる。
いい定年後の暮らしをしている方も多い。定年までがんばってこられたからだろう。

さあ、解放されたから、念願の世界旅行へ夫婦で行くぞ、好きな趣味に没頭するぞ。
という人もいれば、もう一度勉強し直そうという方もいたり、
新たな社会活動をする人もいたり・・・。親の介護に定年後の時間を費やす方もおられる。

いずれにせよ、定年までの時間にできなかったことをして、人生の仕上げをする、悔いのない人生に願い、行動する。60代はそんな年齢だろうか。

自分の場合は、定年という節目はなく、このまま生涯現役のまま走り続ける予定
でいるが、その活動の内容はその時代や自身の変化にあわせ、柔軟にと思っている。
これまでも十分、自由に生きてきており、ありがたい人生。
好きなことをやってきたわが人生。
では、これからも好きなことをやり続けるのか。

もちろんやり続ける。仕事も、それ以外もやりたいことをどんどんみつけ、実践する。
そして、これからは、できる限り、利他を意識して行動をしていきたい。
それが、これから私がしたいこと、すべきこと。

モノを消費する楽しみよりも、お役に立つ喜びを優先。後者の方が自分以外もうれしい。
そんなことを最近考える。

昨日、この秋地元で開催される 一人暮らしのお年寄りのためのイベントで演奏会を
ご依頼いただいた。とてもうれしい報せ。こういうことこそ、やりたいこと、すべきことだ。

人生の残り時間。自分がしたいことは、すべきことと同義になる。
これでいい。

自分だけ楽しい人生。それはない。
自分も相手も楽しく、うれしい人生。

そんな生き方にさらにシフトしたい。


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