ゆるす、うけいれる。わかちあう。

ネット社会。SNSの拡散が当たり前となり、匿名で好き放題、
人のこと言い放題、無責任言な発言し放題・・・。無秩序な情報の氾濫、情報の質の
低下・・・。
本来双方向であるべき、コミュニケーションは実は、一方的になり、劣化していることに
大変な危機感をもつ今日この頃。

発信する側も、受ける側も、これでいいのかなと思うことが多いが、この流れは
止まらないのか。
こんなやりとりが続いて、人は本当に心の対話ができるのか?

人の話が聞けるのか、受け入れることができるのか、そして相手のことを
認め、許すことができるのか・・・。はなはだ疑問だ。

本来、人同士は、コミュニケーションによってわかりあって、許しあって、お互いを受け入れて、認め合って生きていくもの。
そんな存在ではなかったか。

でも、今はむしろ、自分自身を防御したり、フェイクな情報を使ってでも、自己主張を通す。
自分のためのコミュニケーションが横行している。

自分自分ではなく、もっと相手と向き合い、話し合いをする。そして理解し、ゆるす。
そのことが人間社会を維持するためにいかに必要かをもっと考えたい。

人の間と書いて、人間。その間を埋め、人同士を結ぶ役割を担うのがコミュニケーション。
であるはずが、今は この間には、怪しく危険な空気が入り込んでいる。
人が人を信じない。
そんな世の中になってはいけないのであるが・・・。
自分本位からはじまる分断社会・・・。
時計の針を戻したい気持ちになるが、
それは叶わないので、しっかり目を見開き、現実に向かいたい。

ゆるす。うけいれる。わかちあう。
そんな世の中に向かえるように。
まずは自分から。もっと器を磨かねば。


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