最近、気になっていることのひとつは、ビジネスにおける言葉遣い。
会議でも、接客でも、ためぐちになる人のことは、その瞬間で、
残念ながら、印象がかなり変わってしまう。
特に初対面での会話や、年下の人との会話、接客される時に、相手から敬語ではなく
慣れ慣れしい態度をとられたり、「ためぐち」を吐く(あえてそういわせていただくが)人には、その人のビジネスマナーや、社会人としての常識、資質を疑ってしまう。
たとえば化粧品売り場など、女性相手の接客の場面でも、親しげに声をかけてくる人は苦手である。
一見、お客様に興味をもってもらえるように努力しているが、何か質問してこちらが答えると
「うん、うん」と聞いている様子。お客様に、その相槌はないだろう。と興ざめし、ここでは、この人からは買いたくない。と思ってしまう。悪気はないだろうが、接客時の相槌は敬語に決まっている。この会社の教育はどうなっているのか?と思う。
正直、相手を見ずに親しくしてくる人は、ご遠慮したくなる・・・。
同じ商品を買う場合でも、最後は人を見て 店を選んでいるし、その接客が嫌だからネットで購入することにもなる・・。一生懸命やっているのに、残念だ。
そして、医者での診療時のためぐち。これは本当に不快である。
名古屋に引っ越してから、医者の言葉遣いが嫌で、結局、信頼できる医者、病院が少ない。
東京の先生の方が、安心できると思ってしまい、結局今だに東京の医療機関を利用
している。
先日、どうしてもの症状があり、名古屋の診療所に行った。ある男性の先生はとても丁寧で
言葉遣いもきちんとされていた。なんといっても、目線がいい。患者に寄り添っている。
翌日、違う先生に診てもらうことになったが、最初の一声で、帰りたいと思った。
挨拶から、ため口、上から目線であったのだ。私よりかなり年下の女医(さん)。何様かと
思った。
症状を聞くときも、偉そうで、とにかく早く帰りたいと思い、後悔をした。
最近の医者は、パソコンを見ながら診療をする。入力しながらであるから、時間ももったいないからわかるけれど、カルテは後で書けば?とも思ってしまう。
診療より、記録・共有に重きが置かれ、目の前のコミュニケーションは置き去り。
心はそこにない。
残念ながら、いきがかり上 もう一度は行かねばならないが、もうその後は二度と行くまい
と思うほどに、私にとっては、してはならない接客を見せられ、後味が悪かった。
診療はラポール。対話であり、コミュニケーション。
もっといえば、競争が激しい医療機関において、診療は接客である。患者さんはお客様である・・・ということがわかっていないのは、いずれ客層の低下につながり、その医者、医療機関にとっても明るい未来はないと思う。
これ以外でも、会議での言葉遣いでも、ついついためぐちになってしまう・・・など
気を付けたいことは多い。
とにかく、「ためぐち」をビジネスで使う以上、一流にはなれない。
女性が活躍・・といろいろ騒がしいが、まずは自分の言葉遣いから。と思う例が残念ながら多いと感じている。
と、改めて自分のことも見直したい。
相手に不快な言葉を投げかけていないか。
人のふり見て、わがふり直せ である。
そんなこんなで、残念ながらモノを買いたい店、通いたい医者は今住んでいる町には
なかなか出会えないで数年が経過している。