今日は、旧暦での七夕。
もともと中国の五節句であったこの行事、すっかり日本で親しまれ、独自のスタイルで今も受け継がれている。欧米の一部では、この七夕は「サマーバレンタイン」とも呼ばれており、いずれにせよ、星空の伝説を心に描き、夢見るロマンチックな日であることは、世界共通のようだ。
そんな本日、私は午前と午後と、高齢者施設(デイサービス)で七夕コンサートをさせて
いただく。
コロナもいったん収まり、これまで見送りになっていた行事が復活、そんな流れでの開催
である。
ひとつは、一昨年前の秋まで、父が最期までお世話になった施設で。
父が座っていたあの場所で、父がそこで私の演奏をきいて「わーん」と、いきなりうれし涙を流したその場所で(すでに認知症も進んでいたと思う)。
今日は父の思い出を胸に、今を生きるおじいさん、おばあさんに向け演奏をする。
ふたつめは、いつもコンサートに呼んでいただいている別のデイサービスでの開催。
いずれも、七夕だからの特別企画となる。
今週は、若いみなさんと夢を描くひとときを過ごした。
そして、今日は今を生きる人生の先輩とのひととき。
明日はどうなろうとも、今日の七夕は楽しかった。と言ってもらえて、
「わしの夢はな~」なんて、声も聞けたら、うれしい限り。
昔「夢は夜開く」という演歌もあったが、今日の私の場合は、「夢は朝ひらく」。
今日も出会う人それぞれに、幸せで元気なひとときと、愛をお届けしたい。
30名のみなさんに心のギフトを送りたい。そんな七夕の朝。
スタッフの皆さんにも、ぜひ楽しんでいただけたら・・・。
朝に夢がひらく、七夕。
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