家族は身近な存在だ。格好つけることなく、素の人間として、向き合える。
それが家族。もちろんひとりひとりは、個々の人間であるから、自分と同じ
考え方、価値観であるとは限らないが、その違いも認めた上で、お互いに理解
しあえる、そしていざという時には助け合える、それが家族だと思う。
そして、親とは自分のルーツであるから、否定することはできない。その人が
いなければ自分は存在していないのだから。親が旅立ってから、さらに感謝の気持ちが強くなっているのも事実。
いて当たり前ではなくなった今、自分にとって、かけがえのない存在である。
もちろん意図して生まれてきたわけではないが、結果、このように生き、それなりに充実した、幸せで健康な半生を歩んでこられたのは、親のおかげ。
だから自分が存在する限り感謝する。それが当たり前であり、自然なこと。
そして、親とは違うが、長年一緒に暮らしている家族(心族)も大切な存在。
肩書や外見ではなく、ひとりの人間としての自分をもっともシビアに見つめて
くれる存在。もし、何かあっても(きっと?)お互いに助け合える。
その存在にも感謝だ。そういう人がいるという前提がありがたい。
最近の世間のさまざまな報道(事件)に触れると、なんで?と理解不能なことも多く、
親、家族の関係について考えさせられることも多い。
今こそ、改めて「身近な存在にこそ感謝」することを大切にしたいと思う。
もちろん、その家の事情、背景もあるため、人様のことは簡単には言えないが、
親や家族を大切にして生きること。これが人の道であるということを、確認したい。
家族を大切にし、周囲の人を大切に・・。心がけていきたい。
と、思えることこそが、本当に幸せなのだと思う。
健全に、心おだやかに、安らかに、生きる。その存在に感謝して・・・。