今日で長年つとめてこられたお仕事から卒業される方がいる。
20年以上もお世話になってきた経営者である。
本当にあるきっかけから、おかげさまで公私ともに
長いおつきあいになっている。
昨年ぐらいから、肩書がなくなってからの生き方について
問われたり、セカンドライフについて意見交換も交わしてきた。
こういうときは、フリーランスで生きてきた私の意見も参考に
なるらしい。
私は長年、その方に
「社長だから、と思って尊敬しているのではなく、一人の人間として
尊敬し、応援し、心配しています。肩書がなくても変わらずに
おつきあいできたら、と思っています。」
と生意気にもそう言い続けてきたが、現役時代は、その言葉に耳を傾けてもらったかどうかわからないが、ようやくそのことが現実味をおびてきた。
これからの生き方について、いろいろと話す機会がありそうだ。
どんな仕事も結びがある。人はいつまでも同じではいられない。
地位や名誉があっても、潔く終わる、次にバトンを渡す。
このタイミングも重要だ。
引継ぎも断捨離も?無事終わった(であろう)今日、ご卒業される。
多くの社員やパートさんや、関係者が涙するだろう。
全国から、世界から声が届くだろう。
惜しまれての最終日になると思う。幸せだなと他人事ながら、
笑顔で想像する。
肩書人生のラストラン。
長年のご活躍、貢献に心から拍手と感謝を。
そして、これからの新たな関係に胸がおどる。
あと10年は元気に。
そのお手伝いができたらと思っている。
肩書時代を経て、ほんとうの意味で人と人の
付き合いが始まる。
そんな関係が、うれしい。
今日というラストラン。どんな気持ちで今朝を迎えておられるかな。
駆けつけることはできないが、
記念すべきご卒業日を心からの拍手でお送りしたい。
本当にお疲れ様でした。心からの感謝を込めて