「そのときそこで、できることを精一杯!」

レイコさん。生まれ変わるなら、そんな名前に生まれたいと思う名前のひとつ。その名をもつそのレイコさんとは、かれこれ10年のおつきあいになる。彼女が30代後半で、私が40代・・・。一緒に仕事をした何年かは私にとってとてもジューシーでキラキラな思い出がいっぱいだ。。彼女はバリバリの公務員。いつも、「私は公務員には絶対なれないから、ほんとうに尊敬するわ~」と彼女に何十回も言ってきたが、本当にそうなのだ。公務員の仕事はよっぽどの専門・技術職でない限り、一定期間でいろんな部署へ異動する。早ければ1年で違う部署へ行く。癒着があってはいけない仕事でもあるため当然といえば当然の公務の世界ではあるが、それにしてもその対応力は見事だ。(もちろん個人差はあるが)まったくやったことがない仕事を、年度越えとともに、膨大かつ整理された資料とともに迅速に引き継ぐのだ。公務員の「引継ぎ力」は本当にすごい!レイコさんも、そのなかのひとりで、これまでもいろんな部署で仕事をされてきた、転勤もあり、なんでもあり。そこらの対応力は気持ちよく、潔い。
久しぶりに東京で再会する。とにかくいろんな話ができる相手だ。キャリアとともに、いい意味での自信も感じる。頼もしく見守る。
彼女の将来の夢を聞きたくなって「将来、どうなりたいとかあります?」ときいたら、私にとって意外な答えが返ってくる。「いやー、どうなりたいって。今目の前にある仕事を精一杯するということですわ!」そうか、一定の時間でどんどん違う仕事を任されるので、ひとつの仕事をずっとやり続けるという仕事観とは確かに違うのだと納得。でも、さすがのレイコさん。「住民の皆さんのお役に立てるという実感がある仕事がいいですね。」とのこと。これまで出会ってきた公務員の方で、幾人の方が同じようなことを言っていたことを思い出す。目の前のことに真面目に、全力で取り組む。(そこは、私も同じでありたい。)
そして目の前の住民の方に役に立つ(お客様のためにという点で同じでありたい)
・・・。これがいい仕事、目指すべき仕事なのだろう。
全く違う世界で仕事をしている者同士が、ひとりの人として共感できることがうれしい。レイコさんも貫禄がついた。ますます楽しみだ!

カテゴリー: Uncategorized パーマリンク