大雨が日本列島を襲った。
またまた各地で被害が出ており、交通機関もストップ。
梅雨の入り口で大変な週末となってしまった。
1日違いで新幹線に乗っていた私はおかげさまで、幸運だった。
しかし、昨日今日の移動予定だった人には、本当に災難であったと
お見舞い申し上げる。
以前、九州からの移動で新幹線に乗った時に、たまたま台風のせいで
途中で電車が止まってしまった。その時のことを思い出す。
車掌さんに「どうしてくれるんや」としつこく言い寄る乗客がいて、
本当に気の毒に思った。電車が動かないのはその人の責任ではないのに
自分が予定どおり行動できないことを責めていた。
ニュース番組で、昨日の東京駅での改札の応対状況を見ながら、
またそんなどうしようもない質問を寄せてくる客もきっといるだろう。
天候なのだからしょうがないのに、謝罪を続けているのだろうと思うと、
本当に大変な仕事だと頭が下がり、同情の念が湧いてくる・・・。
日本は世界に誇れる、素晴らしい定時運行立国だ。
しかし、天災ばかりはどうしようもない。
電車だって遅れることがある。雨も降れば、地震も来る・・・。
当たり前に新幹線が次々運行されることが不思議なほど。
日々のあたりまえ感覚は、いざというときに邪魔になる。
何かあれば、ままならぬのが当然。
当たり前は、当たり前でなくなる。
諦めたり、他の方法を考えたり、気持ちを切り替えて、今日の予定を
変更すればいい。
今日がダメでも明日がある。
そんなことで、昨日はずっと雨を見ながら、ままならぬ日の過ごし方を
考えながら、少し雨を楽しんだ。動けない日にどうするかを考えるのも
悪くない。
晴耕雨読という言葉もある。
とはいえ、
被害が心配な朝。ままならぬ現実を諦めつつも、早く収まるようにと祈るのみ。