20年後、30年後を見る上司。

今、ある企業の人づくりプログラムの一環として、各ステージごとの
個別面談を行っている。
今回は、管理職面談。
皆さんとは1年ぶり、久しぶりに話す。その間コロナ禍を乗り越えて、
本当にがんばって仕事を続けてこられた。
いろんなアクシデントがあっても、
みんなで乗り越えてこられた。人手不足が続くなか、現場を見ながらの
マネージメント。
なかなかハードな日々である。
そんなマネージャーたちとのコミュニケーションタイム。
言葉に力がある。
人は責任ある仕事を任せられるようになると、自然とそうなるのかもしれない。

今回うれしい発見は、ますます管理職としてふさわしい人が、
増えているということ。
ひとつは、自分の下を育てなければならないという強い気持ち。
がんばってもらって、給料もあがってほしいという思い。
そして、そうできるために会社にも提案したいことがあるという前向きさ。
また、企業理念があることが有難いから、それに乗ってがんばります。
という声もあり。
とにかく、同じ思いで、みんなで良くなろう!という気持ちが共通している。
そして、自分たちよりも、次の世代ががんばれるようにという願いが、
それぞれの言動、行動に現れていることもうれしかった。
20年後は、30年後は・・という言葉が会話の中によく出てきた。

企業は永久に続く生命体でなければならない。
先を考えて動ける従業員がいてくれることが、企業存続のカギとなる。

あるマネージャーから
「これからも、当社を宜しくお願いします」
との言葉をいただき、思わず自分の20年後も想像してしまった。



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