やっぱ、モノクロですね。

先日、1日に2会場でコンサートをする機会をいただいたが、ちょうど、両方の会場に
来られたカメラマンの方が撮影をしてくださっていた。
大きなレンズを付けたカメラを首から下げて会場内を前後左右に。ちょろちょろ動く私の
少しでも良い姿を、とずっと追いかけてくださっていたのだ。

後日、USBに入ったデータを受け取る。
ドキドキしながら画像をチェック。自分の顔を見るのは、緊張する。
とくに、コロナ前とコロナ後では顔が変わったようにも感じるから。
さすがに3年もマスクをしていると、マスクなしの自分の顔に慣れないというか、
3年の老いを認めたくないというか・・・。まあ、複雑な気持ちである。

データを見てみると、カラーの写真よりも、モノクロのものが圧倒的に多い。
「マーサさんは、やっぱりモノクロの方がいいですね。表情が出るというか、
雰囲気がありますね」と言われていたことも思い出し、画像を見ながら納得。
カラーの写真もカラフルで良いけれど、モノクロでは表情豊かに見える。
お客様と話しているところ、演奏しているところ。さまざまな角度から
どうカメラを構えれば自然にいい表情が出せるかを考えていただいている
のがよくわかる。
写真を見て、自分のいくつかの表情も発見する。こんな顔して歌っているのか。
恥ずかしいなあ。でも一生懸命になっているときって、こんな顔か。
笑っている顔、夢中になっている顔。ちょっと考えていているところ。
いずれも真剣な瞬間、本気の一コマ。

自分の顔。自分の表情。モノクロで見える世界は、七難隠して、いいところだけ
見せてもらえるようで、ありがたい。
ここではほんの一部をご紹介。

コミュニケーションは表情の豊かさで決まる。
これらの写真を見ながら、自分の日々をふりかえる。
思いが伝わっているかな。だといいな。

すっかり岐阜のカメラマンとしてお世話になりっぱなしのR.Tさんには
改めて感謝。
今日、いい表情で、ハッピーコミュニケーションを!

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク