それでいいのかな。

なんとまあ、戦禍にあるウクライナの大統領が、来日されたとのこと。
テレビやネットで毎日見続けている世界で一番有名になってしまった
このリーダーが突然来日との報に日本だけでなく、世界中が驚いたのでは?
スターが来日したような感覚になってはいけないが、そんな騒がれ方だ。

それよりも、ゼレンスキーさんは被爆経験をもつ広島に降り立ち、
どんな気持ちでおられたことだろう。
高級ホテルにお泊りの昨夜は、どんなことを考えておられただろうか。
と勝手な想像をめぐらしてしまう。
平和に向けての強いメッセージを、この日本、広島から発信して、世界からの
協力をより一層得たいとのこと。その思いは理解できる。
でも、その協力が武器や戦車といった闘うための協力を取り付ける場に
なってしまうならば・・・と強い懸念もある。
強い団結が生まれれば、同時に・・・とも思ってしまうのだ。

被爆地で行われるという意義を改めて考えるならば、
間違っても広島の地で、敵と味方を線引きし、より戦争が過激になる方向の
議論は絶対にやめるべきであると思う。
サミットが本当に先進国の優れたリーダーたちの集まりであるならば、
ウクライナのトップを呼べるぐらいならば、もう一方のリーダーも招いて、
話し合いができるように導く。それができたら、このサミットは本当に
素晴らしいのに。どうせならば、そこまでしてほしい。

世界をより分断に向かわせるような議論の場でないことを心から祈る。
戦車や武器の供与の話になるのであれば、広島でやってはいけない。
絶対に。

近いうちに、何かが起きるかもしれない。
と、思ってしまう。

それでいいのかな。
そう思う人が、少なからずいてくれることを、切に願っている。




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