昨日は久しぶりに半日以上、立ちっぱなしで、動きながらの弾き歌いで
存分に体力を消費させていただいた。
不思議なことに、喉枯れや痛みはなく、声帯が丈夫なのかなと思う
一方、足は筋肉痛である。
私のライブは、まさに?スタンディングプレーになるため、スポーツのような
後感覚になる。まあ、心地よい疲れは、良き余韻である。
さて、昨日の地元でのコンサート。ひとつめは新聞社ロビーでの開催ということ、
しかもコロナも落ち着いたため、事前予約をしなくても入れるようになり、
多くの方に集まっていただき、コロナ前、そして親たちが元気だったころの活気を
取り戻した賑わいで大変ありがたかった。
演奏を終えた後、いろんな方が声をかけてくださる。
そんななか、はじめてお見掛けするような感じのご婦人がにこにこ笑って
歩み寄ってこられた。親しげな表情だ。あれ?前も来ていただいている方かな・・・。
「まさこちゃん、久しぶり~。私、◌◌(町内名)の◌◌です。(苗字、たぶん旧姓?)
ひとつ上の。」と言われた。どうやら、1つ学年が上の隣町の方のようだ。
「ほんと、変わらないね~」
と言われて、そうなんだ~。と思いながら、どうしてもその方の子供時代が思い出せず
反応に困りながら、
「そうですか~。長年ご無沙汰してしまって、すみません。もう50年も経っているので
・・・」そう、小学校に入学した頃から半世紀は経っているのだ。
しかも地元を離れて40年も経ち、成人式や地元の行事に何も出ておらず、まったく接点がないと記憶が途絶える。
大変申し訳ない状態で、とにかく感謝の気持ちを示しながら、ご挨拶をする。
ほんとうに、いろんな方が来てくださることに改めて感銘を受ける。
地元での広がりは、一度おいでいただいた方の口コミ力も大きい。
「変わらないね~。」きっとその先輩、私の演奏やトークを見聞きしながら、ご自身の小学生時代のことも思い出しておられたことだろう。
人間50年以上生きていれば、変わらないわけはないが、変わっていないところもあるという
ことで、これはきっといい意味だ。
変わった、変わらない・・・ということは、久しぶりにお会いする人だからこそ、気づいてくださるのであろう。もちろん見方によっては、「変わったね~」ともなるが。
懐かしき人。ありがたい。
今朝になっても、その先輩がどんな人だったかを一生懸命、思い出し続けている・・・。
そんなタイムトリップもありがたいこと。
「変わらないね~。」
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