お客様の顔を思い浮かべ、笑顔の着地を願って。

明日は珍しくアーチストとして、掛け持ちの1日になる。
しかも午前・午後ではなく、午後にふたつのコンサート。
ひとつめを終えたら、すぐ移動して1時間後にはふたつめのステージへ。
ちょっとあまりない経験。ちょっと緊張。
ひとつめの演奏が終わり次第、次の会の主催者の方が車に乗せてくださって
すぐ移動となる。
1時間の移動時間と切り替え時間で、ちゃんとこなせるか?がポイント。

声の調子が悪くてもいけないし、事故にあってもいけないし、あわてて、
いいかげんなパフォーマンスになってもいけないし、
とにかくそれぞれにとって、ベストな結果を残すためには、1日1回のステージ
の倍以上の気を遣う。
お客様からすれば、それぞれのステージを楽しみにされているのだから、それぞれに
答えなければならない。今日2つあります・・は、お客さんには関係ないこと。
どんなときも、目の前のお客様がすべて・・である。
だから、そのために各準備、段取りと自信とゆとりをもって取り組むための
練習、そして集中・・・。
ちゃんと本番をこなすには、いろんな力が試される。

今日はその準備を優先して行う。
まずそれぞれのコンサートのプログラムを整える。資料を準備する。
そして、練習と一部楽器の搬入。
ひとつめはグランドピアノ、ふたつめはキーボード持ち込みでのコンサート。
と、使う楽器も空間も、対象も会場も皆異なる2つのコンサート。
どちらも成功させる。どちらも満足いただけるようにする。
それぞれのステージを待って下さるお客様の顔を思い浮かべて。

よかった、よかった。

と軽やかな気持ちで帰りの電車に乗れる瞬間を楽しみに、準備もがんばらねば。

大谷選手だって、大変な準備とトレーニングをして、本番に臨んでいる。
くらべものにならないが、私なりのベストを尽くそう!

今、目の前にいる人のために。それを1日何回もできるのが、プロの仕事。
努力と研鑽。今日1日しっかり準備して、本番に臨むとしよう。
お客様の顔を思い浮かべ、そして笑顔の感謝で結べるように。

お互いの「よかったね」のために・・・。

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