自分で決める記念日。

来る5月14日は母の日とのことで、カーネーションはじめ、
さまざまなギフト商品の提案がリアル、オンラインの売り場で
繰り広げられ、いつまでに注文しないと間に合わないと
いうカウントダウンの昨日今日。
各社のメールマガジンもあわただしい様相だ。今日が注文の
締め切りという店舗も多いことだろう。

おととし、昨年のこの商戦シーズンは、正直耳に、目に触れるのも
きつかった。
生きている間は、いつも何かしら贈っていたことを思い出すからだ。
そして、今年はもう何ともないかと思ったが、思い出すと
やはりつらいので、距離をおきながら眺めている。
父の日についても同じだ。

そんなこんなで、
みんな一斉の記念日・・という盛り上がりが、現在の自分にはそぐわない
こともあると思うようになってきたこの2年ほど。

考え方を少し変えてみる。
世間での特別な日に合わせることなく、考えようによっては、
毎日が母の日であり、父の日である。
自分の場合は、そんな気持ちで、常に心で対話し、感謝の言葉を
伝えるようにする。
そうすることで、悲しみも寂しさも、和らぐ。
一緒に盛り上がることが、しんどいこともあるのだ。

毎日がバレンタインで、毎日が母の日で、毎日が父の日で・・。
と、毎日大切な人に感謝する気持ちを持つことで、心の
落ち着きを保ちたい。

記念日は自分で決める。自分が自然に気持ちが向くように。
そんな考え方があっても良いと思う。

もちろん、
次の日曜日、日本中(世界中?)で、「おかあさん、ありがとう」
の言葉が響きあうことは、とてもいいことだと思う。
その日がきっかけで、その日に終わらず、
毎日が感謝で溢れる世の中になるようにと願っている。
そう、記念日は毎日をより豊かにするためのきっかけなのかも
しれない。





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