仕事とは与えられた、あるいは自らが課したミッションを遂行すること
である。
この日までに、これをやる!と公言した以上は、絶対にやり遂げたいし、
難しいとなれば、早めに計画を変更する見極めも大切だ。
とくに多くの人がかかわるプロジェクト、事業であれば、皆さんにうまく
協力いただいて、とにかく実現しなければならない。
最近、このような取り組みに対し、関わるケースも多い。
目標に向かって走る人が、ちゃんと進んでいけるのか見守り、違っていれば
その都度助言したり、軌道修正するように促したり・・・。そして、
とにかく止まらず、ブレずに進むことができるように、導く。
気が付けば一緒に走っている。
途中、どんなことがあっても、それから逃げることなく、ひとつひとつ
しかも全方位で取り組んでいけば、必ず着地することができる。
今回、その着地の歓びを一緒に体感することができた。
それはある商品の完成、発売。
「何事も経験ですね。次に生かしますね」と担当者の声。
そう、何事も経験。経験しなければわからないし、見えないことは多い。
ゴールに向かう道の様々な苦労は、過ぎてしまえば、ありがたい経験であり
教訓となる。
仕事は、課題をこなし、目標に近づくことであるが、そのプロセスで
人は成長することができる。
私自身、商品をつくることは、人をつくること。
であると最近しみじみ感じている。
ひとつの着地の経験を多く重ねることで、人は必ず成長していく。
もちろんその人次第であるが、どうせやるなら、そうであってほしいと
いつも願い、うるさいおばさん役を演じ続ける。
とにかく着地する経験を多くもつこと。それは小さな達成感につながり
自信にもつながる。
そして着地は新たなスタートである。
何かをやり遂げたとき、人は輝き始めると思う。
だから、何事も中途半端でなく、ちゃんとやりきる。
そんなことを、これからも伝え続けたいし、伴走していきたいと思っている。
関わる人たちが着地すると、こちらもうれしい。
少し気分が晴れやかで、落ち着いた朝を迎えられるのはありがたい限り。
予定どおり着地させる歓び。
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