生涯現役でいるための努力、精進。

もう40年以上昔の話。山口百恵はじめ、多くのアイドルがそれぞれのタイミングで
引退をした。惜しまれて・・永遠に人々の記憶に刻まれ、伝説となった。
スポーツ選手は体力あっての仕事であるため、体力の限界とともに引退する選手が多い。
現役選手のあとは監督としての活躍という道もあるため、比較的長いスポーツ人生を
過ごされる方も多い。
仕事によって、個人によって引き際はいろいろであるが、歌手という仕事の期限に
ついて、考える今日この頃・・。

近年、昭和の歌謡曲、ポップスに再び脚光が集まり、歌番組も増えている。
早朝から演歌など流すのは正直、勘弁していただきたいが(汗)、
それ以外の時間の歌謡番組もちらほら・・・。
昭和40~50年代に活躍し、大ヒットを飛ばした歌手が、今、再びステージに
立ち、当時のヒット曲を歌うという番組に出会うと、思わず手をとめ、耳を澄ます。
懐かしく、集中してその曲を鑑賞。
すると、あれ?昔となんか違うな?何かが違うのである。
その歌手もあれから、30歳か40歳年を重ねている。
もし昭和50年に20代でヒット曲を歌っていた人も、今や70歳を越えることになる。
そりゃ、見た目も変わるし、声も変わる。
そして、男性歌手の声の変化よりも、女性歌手の変化を著しく感じる。見た目も声も・・・。

昔感動したあの曲を、今の風貌、声で聴きたいか。
ああ、お元気でがんばっておられるな~。と思う反面、昔の方が良かったと思ってしまう
こともあるかもしれない。ちょっと複雑な気持ちになる。
年を重ねることでの円熟味もあるが、苦しそうに歌う往年のスターを見るのはちょっとつらい。
でも、半世紀以上も、元気に頑張り続けている姿を見ることで、元気をもらえることは
ある。

とにかくスターも年をとり、自分もしかり。
時は流れるということだ。

さて、今からでも遅くない。ボイストレーニングをがんばらなければ。
声が命といっても過言ではないこの仕事
しゃべりも、歌も声が資本だ。
そして、姿勢。表情。見た目も大切だ。

さて、老いても声が素晴らしい。菅原洋一、布施明、松崎しげる、にしきのあきら、HIROMI GO・・・。見た目も変わらない。どんな努力をされているのだろう。

今からでも遅くない。

いつまで現役で?長ければいいというものではないということをしっかり受けとめて
生きていこう。

そのためにトレーニング、努力、挑戦を続けるとしよう。

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