今どきの国内外の政治動向を見るなかで、「現実主義」という言葉に
出くわすことがある。そして、その言葉の意味も気になる。
目の前のことを大切にする、優先することは一見、良さそうであるが、
でも、常に目の前のことばかりに集中すると、本来進むべき道とは違う
方向に進むこともあるし、どこに向かうべきだったのかを見失うこともある。
また本来進むべき道が見えていないのに、目の前のことを優先するのは、
行き当たりばったりになりかねない。そしてやっていることがぶれてくる。
現実を大切にするならば、まずは理念ありき。
どうあるべきか、どちらに進むべきか?の考えがあって、
そのために、今はこうする。次にこうする。
と、具体的に行動を起こすのが良いと思う。
理念とは哲学である。
こうあるべきである。こっちへ進むべきである。こうすべきである。
と、考える習慣を身に着けたい。
そしてそれに向けて、最適な現実の進み方を考え、動いていきたい。
ひとりの人生でも、企業でも、国でも同じこと。
先が見えていないのに、今が良くなることは難しい。
理念があれば、ブレずに生きられる。と信じている。
理念ありき。
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク