オンライン会議中に、電話の着信。
あとで気づき、折返しその方にお電話する。
母が元気な頃に大変お世話になった方で、農協の支店長さん。
いい人とは、こういう人を指すのだと自信を持って言える、そんな方だ。
なぜか、ずっと「マーサさん」と呼んでくださって、
思い起こせば、母の臨終の直前に、一番先に相談した方。
そして腕のいいカメラマンでもあり、実は私のサイトの中にその方が
撮影してくださった写真も何枚かある。
私のなかでは、信頼できる貴重な地元のキーパーソンだ。
「急ぎで相談です。今度支店で女性の集まりがあって、そのときに
マーサさんの演奏してもらえないかと思って。でも、その日は確か
岐阜新聞のコンサートの日ですよね。70名ぐらいは集まるんですけど」
との相談。その日に限って、しかも時間帯も昼の時間をご希望の
様子。でも、そこで諦めてはいけない。
「そうですね。でも、少し時間ずらしたら、両方できると思うので
岐阜新聞終わってから、そちらに移動して開始というのでもよろしければ
やらせていただきますよ!」
ということで、そのお話に乗らせていただくことに。
なんでも、その会では、母や地元の方のことを想ってつくった農協の
イメージソングも演奏させていただけるとのことなので、それは
なんとしても駆けつけなければと即決した次第。
母がわがテーマ曲のごとく喜んだ曲、そう、思えば葬儀の日に歌って送った
その曲を、他の皆さんと一緒に合唱できるならばそれはうれしい限り。
ということで、5月15日はアーチストのダブルヘッターとなる。
同じ会場でお客さんを入れ替えて1日2回というのはやったことがあるが、
違う会場で1日2回の演奏会とは、初体験。
1回目の出演のときに、どれだけスタミナを残して2回目に臨むか。
2会場ともフルパワーで臨むには。今回、いい学びの機会になりそうだ。
掛け持ちに挑戦。1日24時間、どれだけのことができるか。
とにかく自分にしかできないことを、やり続ける。
ありがたい声をかけていただけるのも、母のおかげだと思う。
新たなご縁がまた生まれることだろう。
人生、掛け持ちで楽しくなる。なんだかわくわくしてきた。
「掛け持ち」アーチストやります!
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク