何事も、終わりよければ。

3月だ。もう卒業式もはじまったようだ。
マスクを外しての記念撮影も可能となり、以前の春の光景が
戻りつつある。
卒業は学生さんだけではなく、社会人も。
定年される皆さんは、会社からの卒業である。

どんな終わり方をするのがいいのか。
私は定年のない人生を選択したため、この節目はないまま
年をとっていくが、定年を迎える選択をした人において、
この卒業は人生のなかで、もっとも大きな節目となるだろう。

長年つとめてきた職場の中では、肩書があり、それがあっての
自分であったかもしれない。
その肩書がなくなる瞬間から、周囲の見る目や扱いが変わる場合も
ある。

と、いろんなことを考えながら大人の卒業準備は大切である。
そして、卒業後の準備をしながら、残された日々を精一杯
今の役割をまっとうする。
最後の最後まで仕事をして、そして最終日にきれいに終わる。

終わりよければ、すべてよし。
せっかくゴールが近づいてきているのに、手前でこけないように。

信頼は人につく。
最後まで、周囲に理解される仕事をして、卒業式に臨む。

悔いのない会社人生、仕事人生をうまく締める秘訣は
その終わり方にあると思う今日この頃。

感謝と謙虚のままのカーテンコール。

会社人生のみならず、人生自体も同じこと。
最後の最後の瞬間まで、終わりよければ、になるように心がけたい、

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