同じ名前のMASAKOさん。漢字は雅子さんであるから、より雅びな
女性らしいMASAKOさんである。
でも、話をすればするほど、共感ポイントが多いことがうれしく、
気が付けば、大変親しくさせていただいている。
MASAKOさんが親の介護をするために、横浜からふるさとに戻られたのが
もう数年前。
還暦からの挑戦であると、実家を改造して、カフェを開業。
お母さまや旦那さんのお世話をされながら、お店をきりもり。
料理のうまさと、卓越したコミュニケーション力で常連さんを
増やした。
しばらくして旦那さんが亡くなり、そして、お母さまも亡くなったとの知らせに
自分も親を亡くした同じ状況であったため、励ましのメッセージを送り続けた。
そして、5月5日は創業記念日だから、何かしたい・・。
じゃあ、55だから、GOGOということで、やると決めたらやろう!
お店でコンサートはどうかしら??なんて話していた矢先・・。
その実家が火事になってしまい、ご本人は一命をとりとめたものの
そのGOGOのコンサートができなくなってしまった・・と連絡があったのは
約1年前のこと。
ほんとうに、ほんとうに驚き、どうしたらいいのかとその時の動揺ぶりを
今もしっかり覚えている。
それから、何度もやりとりをして、再び戻ってこられた横浜で再会を果たし、
そして1年経って「1年間ほんとうにお疲れ様でした」の気持ちを伝えたく、
初めて一緒に食事をした。
もし自分が彼女と同じ経験をしたら、生きていけるだろうか。
ずっとそんな風に思っていた。
MASAKOさんは、1年の間にすっかりお元気に、これまでどおりと変わらずで
仕事も始められ、新しい暮らしをエンジョイされている様子がわかった。
「とにかく、多くの人に励ましていただいて、心配していただいて。
おかげで今日があるんですね。モノがなくても、愛があれば、生きていける
とつくづく思った1年でした」
モノにとらわれがちの日常であるが、もしモノがなくても、思い出はある。
周囲の応援や気持ち、やさしさに触れることで、モノ豊かな日々よりも、
心豊かな自分になれる・・・とのこと。
大変な経験をされてきたMASAKOさんのことを、たくましいな~と
心から改めて敬意を表し、楽しいひとときに感謝して、駅で別れる。
お互い、見えなくなるまで手を振って・・・。
本当にご無事でそして、今もお元気で、ほんとうに良かった。
愛があれば、生きられる。
ほんとうにそのとおり。
思って下さる方の気持ちを大切に。感謝を忘れず
さあ、今日から3月。年度末の仕上げをしよう。
愛があれば!!何でもできると信じて・・・。
「愛」と「感謝」があれば。
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