昨日は、ウクライナの人々のこの1年の様子を見聞きする場面が多かった。
1年だから、のこの節目は現地の人々からすれば、どんな思いだろう。
こんな記念日はなければよかったと思う、そんな日だろう。
さまざまな被害を被った方々の叫びや、涙・・・。自分だったらと思うと
胸が締め付けられる思いだ。
常識では考えられない無残、悲惨な状況が、この世の中に本当に存在する
のだ。人間は恐ろしい。血も涙もない人間がこの世に存在するのだ。
人の価値観とは、こんなにも生き育った環境や教育によって異なり、
血なまぐさい歴史がその価値観によからぬ影響を与えることが、
本当にあるのだということに恐怖を感じる今日この頃。
歴史は、過去のさまざまな時代の憎しみや哀しみをずっと引きずり続けるのだ。
そして、歴史は権力者によって塗り替えられていくものでもあるのだ。
と学びたくないことも、知らされた。
この1年ほど、権力、武力、そしてプロパガンダの恐怖を感じたことはなかった。
世界はひとつ。といった人がいたが、今は違うと思う。
連帯と分断。連帯より分断。連帯は敵に対しての連帯であるから、結局は分断に
加担することになる。
この流れは、戦いを止めることはできない。
と、そんな気がしておらず、今世界で起きていることの多くのことが悲しく、
また各国のリーダーたちの選択、言動も果たして?と思うことが多い。
本当のリーダーは、対局を越えなければならない。もっと俯瞰して、世界を
まとめていかねばならないが・・。
メルケルさんだったら、どうしただろうか?と思ったりする・・・。
話は変わる。
確定申告の時期であり、今年も税理士にいろいろお世話になっているが、
「昨年の3月に、ウクライナ大使館に寄付されているようですが、これは控除の
対象になりませんが、いいですか?」
と、1本のメールが入る。
ああ、昨年戦争が始まって何かできないかと、とりあえずそうしたということを
思い出した。その後、日本赤十字社からもウクライナの人道支援に向け送る
ことができると知り、今はそちらを利用している。それは控除の対象になるそうだが
まあ、それはどちらでも、どうでもいいことだ。
小さなことしかできないが、CDや本の売り上げ、これから本格稼働する
「よりそいコンサート」での演奏費用を、戦争が終わるまでではなく、それ
以後も続けていこうと思っている。ウクライナの皆さんの涙を見ていると
これっぽっち・・・という気持ちになるが、自分としてはその涙が少しでも
少なくなればと思っている。
昨年春以降、自分の活動の場でお伝えし、今日までに84000円を日本赤十字社
を通じ、ウクライナの人道支援に送らせていただくことができ、本当にありがたい。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
これからも地道に続けていきたい。ぜひ応援いただけたら、ありがたい。
困っている人たちの涙を少なくして、笑顔が戻るように。
本当に昨日は、いろんな映像に触れて、ますますそんな気持ちが強くなった。
人は、涙を分け合うことができる。そう信じて・・・。